JSConf JP 2025 に参加してきました

JSConf JP 2025 に参加してきました。 jsconf.jp

所属のLINEヤフー株式会社がカンファレンスのスポンサーをしていたため、スポンサーチケットがあったのでこちらを使っての参加でした。

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以下印象に残ったセッションなどを書いていきます。

What's New in ECMA-402

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ECMA-402 はあまり馴染みのない言葉でしたが、i18n のための API に関する標準仕様のことでした。

i18n に関する仕様や実装は階層構造になっていることを示したスライドが一番強く記憶に残っています (セッションでは i18n stack と呼ばれていた)。
普段利用している i18n のライブラリは最上位に位置していて、下層の仕組みを正しく理解すると i18n 関係の実装を行うときにより手札が増えて良さそうだなと思いました。

From Chaos to Harmony: A History of JavaScript(混沌から調和へ ― JavaScriptの歴史)

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キーノートでしたが、一番面白かったセッションでした。

自分がフロントエンドに入門した頃は ES6 が登場しつつあり、babel?というやつを使うと ES5 になっていろんなブラウザで動かせて便利!という世界観のタイミングでした。
ES5 以前の ES4 は提案だけされたもののまとまらなかった話は、聞いたことがない話だったので大変面白かったです。先人たちの議論や試行錯誤の上に今日の JavaScript や Web が存在すると考えると感慨深いです。

ちなみにこのセッションで初めて JavaScript と同い年なことを知りました。

サイボウズブース

ブースに行くとマネジメントの話ができるとのことだったので、30分ぐらいおぐえもんさんと会話させていただきました。なかなかこういう機会はないので貴重でした。

大規模プロダクトで実践するAI活用の仕組みづくり

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個人で AI は活用できるけどチーム単位で活用できているか?という課題感を持っていたので、ここに刺さる実践的なセッションでした。

やっぱもっと AI を活用していきたいよね〜という気持ちになりました。

Media Capture and Streams: W3C仕様と現場での知見

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仕事で MediaStream を使った Webアプリをメンテナンスしているので、なんとなく使い方や API は知っていました。しかしフルスクラッチでその Web アプリを書き上げたわけではないので、全体像については曖昧な状態でした。

このセッションでは実際に MediaStream を使う中でハマった事例が複数紹介されていました。そのため次にコードを書くときに自分の中で気をつけるべきポイントを増やすことができて有意義なセッションだと感じました。

MediaStream を始めとしたネイティブの機能が絡む Web API は、簡単でもいいので実際に Web アプリを開発して自分の手で触らないと正しい使い方がわからないので難しい、とも感じました。

大規模モノレポの秩序管理 失速しない多言語化フロントエンドの運用

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仕事でコンポーネントライブラリに含まれる以下のようなパッケージを

  • 1つの i18n 用のパッケージ
    • i18n 用のインタフェース (t(key) みたいなやつ)
    • 他のパッケージで使うための i18n リソース

以下のように整理したことがありました

  • i18n 用のインタフェースは廃止
    • Web アプリ側で導入されている i18next や vue-i18n などを使ってもらう
    • i18n のリソースは、それぞれのパッケージから直接提供

なので発表の内容にはとても共感ができました。

GraphQL の例が紹介されていましたが、データに対する操作とそのデータ自体は分けるほうがきれいに整理ができるパターンだと感じました

終わりに

今年の JSConf JP も楽しく参加できました。

スポンサーセッションでは実務に寄った話が多くこれはこれで参考になりますし、他のセッションでは JavaScript 自体の話や規格の話もあったので、バランスが良かったなと感じました。

運営の方々や登壇された方、ありがとうございました。来年も開催されれば参加したいと思いました。