概要
この前Meguro.es # 20で開発環境をDockerで用意しても、静的解析のためにホストマシンにnode.jsのランタイムを用意する必要があるという話をしました。 speakerdeck.com
つい先日、この問題が解決されそうなRemote Development Extension Packという拡張機能がリリースされました。この拡張機能はVSCodeで開発環境をコンテナーやリモートのマシン上に置いて開発が可能になるものです。 code.visualstudio.com
早速触ってみました。
環境
- VSCode Version: 1.34.0-insider
- Local OS Version: macOS Mojave 10.14.4
- Docker Desktop for Mac: 2.0.0.2 (30215)
- Docker Engine: 18.09.1
サンプルリポジトリ
VS Code Remote - Containersのnode.jsのサンプルが用意されているので、試すならこれを使うのが楽です。 github.com
Dockerコマンドが見つからない問題
自分の環境でDockerコマンドは /usr/local/bin
にインストールされていました。しかし、VSCodeの拡張機能における環境変数 PATH
の中身は /usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin
であるため、VS Code Remote - Containers
上ではDockerコマンドが見つからずエラーになってしまいます。
Remote Development with VS Codeを試してるんだけどdockerは18系なのにこのエラー:thinking_face: pic.twitter.com/jD15VaTtn1
— odan (@odan3240) May 3, 2019
/usr/bin
にDockerコマンドのaliasを張っておけば、一時的にこの問題は解決します。
一応issueを立てておきました。
感想
実際にセミコロンを削ってみるとeslintが動いていてすごい...。 Webフロントエンドの開発環境をDockerで用意すると、IOが遅くwebpackのbuildが重いという問題が残っていますが、それ以外の環境だとかなり楽に開発環境を用意できそうで良さそうです。